CDMA2000
読み:スィーディーエムエイ-にせん
外語:CDMA2000
QUALCOMM(クアルコム)を始めとするIS-95陣営が、W-CDMAに対抗する為に開発したIS-95の改良版。
MC-CDMA方式であるため、これをMCと呼称する場合もある。IMT-2000の正式規格の一つであり、IMT-MCとも呼ばれる。いわゆる3Gの一つ。
概要
IS-95と同じ帯域幅1.25MHzの1xと、それを三本重ねて3.75MHzに広帯域化した3xの二つのバージョンがある。
1xは本来cdmaOneのIS-95Cであり、このためcdmaOneでもこの技術を採用したものは1xと呼ばれている。
特徴
携帯電話だけでなく、WLLの規格としても使われている。
高速化技術
最高20MHzの帯域幅を予定しているW-CDMAと比べると帯域幅こそ狭いものの、MC-CDMAの利点を生かしCDMA2000 1x(1x MC)で既に5Mbpsを越えるデータ通信速度規格も完成しており、最大通信速度2MbpsのW-CDMAに十分対抗できる仕様となっている。
現在、手始めに最大2.4MbpsのHDRがCDMA2000 1xの追加規格としてIMT-2000で採用された。
日本での普及
日本では、2002(平成14)年10月19日にau by KDDIのCDMA2000 1x(後のCDMA 1X)が300万契約突破し、対抗であるNTTドコモのFOMAの約13万契約より大きく差を付けた。
3Gでは、KDDIの圧倒的勝利となった。
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