DoPa
読み:ドゥーパ
外語:DoPa: DoCoMo Packet
かつての、NTTドコモのPDC方式携帯電話を使用したパケット通信サービスのこと。
概要
1997(平成9)年3月からサービスが開始された。PDCが第2世代携帯電話なので、これは「第2世代通信サービス」と称されている。
DoPaのパケット通信はデータを128オクテット単位のパケット(小包)に分割して送信するシステムで、最高速度は28,800bpsとなっている。
料金はパケット数で課金されるため、接続したままでも通信をしていなければ料金はかからない。
特徴
対応機種
端末としては次のシリーズが対応する(シリーズ内の全機種が必ずしも対応するわけではない)。
- 20Xシリーズ
- 25Xシリーズ(iショット)
- 30xシリーズ (DoPa対応の電話機)
- 40xシリーズ (ICカード)
- 50Xシリーズ (iモード)
iモードは、DoPaの機能の一部を利用したサービスである。
終焉
最大速度28.8kbpsしかない。サービス開始当時はこれで充分だったとしても、やがて時代遅れ感は否めなくなり、NTTドコモの通信機能はFOMAにその位置を奪われた。
PDCは2012(平成24)年3月31日に終了し、完全にFOMAに移行した。次のようにして契約は徐々に打ち切られている。
- 日時不明: パケット通信サービスと音声サービスの重畳契約「DoPaデュアルサービス」新規申し込み受付を終了
- 2008(平成20)年9月30日: DoPaのみの契約「DoPaシングルパケットサービス」の新規申し込み受付を終了し、DoPaの新規契約は終了
- 2009(平成21)年3月31日: DoPa位置情報サービス、デュアルネットワークサービスDoPa大口割引など、DoPa関係を含む各種サービスの新規申し込み受付を終了
- 2012(平成24)年3月31日: PDC停波、PDCに関する全てのサービスが終了
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