DLCI (ISDN)
読み:ディーエルスィーアイ
外語:DLCI: Data Link Connection Identifier
データリンク接続識別子。
概要
ユーザ・網インタフェースにおいて、一本の物理回線上に複数の論理的な通信路(データリンク)が設定される場合、その個々のリンクを識別するために使用される識別子。
LAPDでは、一つのDチャネル上に複数のリンクを張ることが出来るため、コマンドやレスポンスなどの各リンクを識別するためにDLCIが利用される。
特徴
LAPDはHDLC手順のサブセット(下位互換)であるため、その仕様はHDLCに準拠する。
LAPDではHDLCの拡張アドレス形式(8ビットを超える長さを持つ)が用いられており、LAPDのアドレス長は常に2オクテットが用いられている。
8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
SAPI | C/R | EA(0) |
TEI | EA(1) |
この中に、個々の端末を示すTEI(端末終端点識別子)と、上位層に提供するサービスの種類を示すSAPI(サービスアクセスポイント識別子)の二つの部分が含まれており、この二つを組としてレイヤー2アドレスを形成している。
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