DAD
読み:ディーエイディー
外語:DAD: Duplication Address Detection

 重複アドレス検出。IPv6のアドレス自動設定の方法の一つ。
 ステートレスアドレス自動設定において、自分のMACアドレスから生成したIPv6アドレスが本当に利用できるかを確認する方法。
目次

概要
 まず、そのIPv6アドレスをネットワークの近隣ノードへ投げる。
 もし同じアドレスのノードが存在した場合、そのノードがそのアドレスを既に使っている旨を返すので、重複することがわかる。
 他のノードからの応答が、少なくとも1秒なければ、そのIPv6アドレスは利用可能と判断される。
 もし重複があればそのアドレスは利用出来ないため、そのアドレスは放棄し、DHCPv6などを用いたステートフルアドレス自動設定が必要となる。

仕様
 仕様は当初RFC 1971によって定義されたが、これはRFC 2462、そしてRFC 4862「IPv6ステートレスアドレス自動設定」によって置き換えられ、このRFCはStandards Track(標準化過程)とされている。
 また同様に標準化過程のRFC 4941によって、IPv6ステートレスアドレス自動設定のプライバシー拡張が既定されている。

再検索