CB無線
読み:スィービーむせん
外語:Citizens' Band radio
主として個人が連絡用途に用いるために用意される無線通信システム。世界各国で制度化されているが、無線機を購入し簡易な手続きのみで利用できるのが一般的である。
概要
日本においては、26〜27MHz帯の周波数を用い、出力は0.5W(500mW)以下に限定されるが資格も無線局免許も不要な無線である。かつては免許制だったが、現在は免許不要である。
この無線は、トラックなどによる大出力な違法電波の元としても有名である。
以下は日本のCB無線について。
特徴
周波数
日本では、通信器材には、技術基準適合証明の付いたトランシーバーを利用する。外部アンテナは禁止されている。
チャンネル数や出力の制限はあるが、レジャーや登山などの際に利用されることがある。しかし、一般的な需要では年ごとにアマチュア無線の方に人気が移り、また現在では携帯電話機の普及によりCB無線の需要はほぼなくなっている。
周波数は、次の8チャンネルである。
- 26.968MHz
- 26.976MHz
- 27.040MHz
- 27.080MHz
- 27.088MHz
- 27.112MHz
- 27.120MHz
- 27.144MHz
電波の型式はAMのA3E(古いアマチュア無線方式による表現ではA3)で、1チャンネルは8kHzである。
関連技術
アマチュア無線などの資格が不要な無線には他に、簡易無線(パーソナル無線など)や特定小電力トランシーバー(特小)などがあるが、CB無線は簡易無線でも特小でもない。
なお、CB無線に27MHz帯を使うのは世界的にほぼ共通ではあるが、日本において27MHz帯は簡易無線の無線操縦用簡易無線(いわゆるラジコン)用にも使われており(27.048MHz、27.120MHz、27.136MHz、27.152MHz)、周波数の重複が存在する。
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