ATM |
辞書:通信用語の基礎知識 通信手順下編 (CPEQIP) |
読み:エイティーエム |
外語:ATM: Asynchronous Transfer Mode |
品詞:名詞 |
非同期転送モード。物理層のビットレートと各VC(バーチャルチャンネル)のビットレートが同期しない通信方式。
OSI参照モデルのデータリンク層とネットワーク層に位置する。
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起源 |
ビデオ・オン・デマンド等の多量の情報を扱う高品質映像系マルチメディア網の中核技術としてB-ISDNが検討され、その中からATMは生まれた。
現在ではインターネットのバックボーン技術の一つとして使われている。
用途 |
一時は25MbpsのATMがLAN用に検討されたこともあったが、100BASE-TXの登場でなくなった。
ATMはWAN分野で圧倒的に強かったが最近は劣勢で、1000BASE-LHや10GBASE-Eなどにより、むしろWANでもEthernetに取って代わられる可能性が示唆され始めた。
特徴 |
映像や音を扱うため、広帯域であることだけでなく、伝送遅延が小さい(数ミリ秒程度以内)ことが必須要件となる。
ATMではデータを固定長(48オクテット)に分割し、それに5オクテットのヘッダーを付与した53オクテットの 小さなセルを作り、そのセル毎に制御情報を付加したものを単位として高速交換することで伝送を行なう。
特徴は、コネクション型通信サービスである点、155.52Mbps〜622Mbpsという多様な伝送速度に対応している点、セルネットワークであり効率の良い伝送が行なえる点、回線交換やパケット交換などの異なる伝送方式との統合が可能な点などがあげられる。
サービス品質 |
伝送のサービス品質は、コネクションごとにCBR、VBR、ABR、UBRが選択できる。
リンク |
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