900i
読み:きゅうひゃくアイ
外語:900i
NTTドコモ
の、
IMT-2000
方式
携帯電話
FOMA
のシリーズ名の一つ。
2004(平成16)年2月より順次発売された、2003(平成15)年度冬モデルである。
目次
特徴
型番
新機能
共通機能
派生シリーズ
製品
特徴
型番
鳴り物入りで登場したFOMAであったが、当時は価格も高く、その上繋がりにくいということで、
PDC
と比べ人気がなかった。
そこで、従来同様のPDC端末風な名前とすることで、ハイエンドに偏っていたFOMAのユーザーをローエンドにまで広げられることが期待された。最初の機種として登場したのが900iだった。
しかし、FOMAの伸び自体は悪くないものの、900i登場による特別な伸びはなく、この時点では成功はしなかった。実際にFOMAが普及を始めるのは、さらに後の話である。
このため「900i旋風」が期待される中での結果に、ITmedia Mobileの神尾寿から『900iは、いつ“旋風”を巻き起こすのか』『900i旋風は、今のところ「そよ風」程度しか吹いていないようだ。』など好き放題に言われ、話題となった。
新機能
対するPDC端末
505i
と比べ、次の5つの大きな機能向上があった。
デコメール (
HTMLメール
)
最大500Kバイトの
iアプリ
着モーション (着信時に音と映像で着信を知らせる)
100KバイトFlash (505iの5倍の容量に対応)
キャラ電
いずれも、FOMAの高速なネットワークを活用したものであった。
コンテンツがこのとおりリッチになったので、900iでは
iモード
情報料の上限が、従来の300円から500円に値上げされている。
共通機能
900iシリーズ共通の機能に、次のようなものがある。
通話機能
キャラ電
メール・通信機能
デコメール
音楽再生
着メロ
着モーション
iモード
iアプリ
(最大500Kバイト)
100KバイトFlash
派生シリーズ
最初の機種発売からわずか数ヶ月で次の機種が投入された。
後継(Second)である901iS以外に、派生シリーズとして次のものがある。
900iV
(映像機能を強化)
900iT
(
Bluetooth
内蔵)
900iC
(非接触ICのモバイル
FeliCa
内蔵)
900iG
(
GSM
デュアル端末で海外でも使える)
製品
最初のシリーズは5機種。
D900i (
三菱電機
)
F900i (
富士通
)
N900i (
NEC
)
P900i (パナソニック モバイルコミュニケーションズ)
SH900i (
シャープ
)
第二世代900iシリーズはiS含め5機種。
F900iC (富士通)
F900iT (富士通)
N900iG (NEC)
N900iS (NEC)
P900iV (パナソニック モバイルコミュニケーションズ)
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