ECHO
読み:エコー
外語:echo
入力された文字を、そのまま送り返すサービスで使われる通信プロトコル。
概要
7/tcp又は7/udpのポートを利用する。
仕様は、RFC 862(STD 20)に簡潔に記載されている。
特徴
機能
TELNETと同様のシンプルなプロトコルで、与えられた文字をそのままエコーバックする。
ネットワークのテストなどに使われる。
注意点
このサービスを利用したDoSの存在が知られている。
UDPの場合、ソースアドレス偽造が簡単であるため、ECHOとCHARGENをループさせてトラッフックを飽和させる、という攻撃が生まれた。
実際に過去、今はなきMCIがこの攻撃に遭い、バックボーンが麻痺するという事件が起きている。
これを教訓とし、不要なサービスは止めるかフィルタリングをすることが、セキュリティの基本となったのである。
実装
UNIX互換OSの場合、基本的にはechodなどのプログラムがあるわけではなく、inetdが内部に機能として持っている。
最近では、セキュリティ対策の一環として、必要のないサービスは停止して外部からの侵入口を減らすことが多い。このサービスは殆ど使われないという理由で、真っ先に停止させられる代表となっている。
通常のinetdの場合、設定は「/etc/inetd.conf」にて行なわれる。
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