CHARGEN
読み:キャラ-ジェン
外語:CHARGEN: Character Generator Protocol

 適当な文字列を得るための通信プロトコルの一つ。
目次

概要
 19/tcp又は19/udpのポートを利用する。
 仕様は、RFC 864(STD 22)に簡潔に記載されている。

特徴

機能
 接続すると、適当な文字を生成して送信する。TCPの場合は、これをセッションが切断されるまで継続する。

注意点
 このサービスを利用したDoSの存在が知られている。
 UDPの場合、ソースアドレス偽造が簡単であるため、CHARGENとECHOをループさせてトラッフックを飽和させる、という攻撃が生まれた。
 実際に過去、今はなきMCIがこの攻撃に遭い、バックボーンが麻痺するという事件が起きている。
 これを教訓とし、不要なサービスは止めるかフィルタリングをすることが、セキュリティの基本となったのである。

実装
 UNIX互換OSの場合、基本的にはchargendなどのプログラムがあるわけではなく、inetdが内部に機能として持っている。
 最近では、セキュリティ対策の一環として、必要のないサービスは停止して外部からの侵入口を減らすことが多い。このサービスは、もはや興味本位以外で使われることはないという理由で、真っ先に停止させられる代表となっている。
 通常のinetdの場合、設定は「/etc/inetd.conf」にて行なわれる。

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