2.5GHz帯
読み:にーてんごギガヘルツたい
外語:2.5GHz band
2.5GHz〜2.6GHz周辺の周波数帯のこと。日本では、高速データ通信サービス(Broadband Wireless Access、BWA)で使用される電波帯域の俗称。
概要
海外では、3GPP周波数の「バンドVII」(上り2500‐2570MHz、下り2620‐2690MHz)で使用されている帯域で、LTE用として使われている。
衛星通信バンドではSバンドに対応する。
日本でも様々なデータ通信等の用途で使われている。
特徴
モバHO!の跡地
かつてはモバHO!が利用していた30MHz幅の周波数帯(2625MHz〜2655MHz)が、サービス終了により空き帯域となっていた。
高速データ通信サービスで空き帯域のうち20MHzを再利用するにあたり、KDDIグループのUQ WiMAXとソフトバンクグループのWCP(Wireless City Planning)が申請、UQ側のほうが優位と判定され、追加帯域20MHz全てがUQへ割り当てられた。
用途
- 2505MHz〜2535MHz (30MHz) N-STAR(ダウンリンク)
- 2535MHz〜2545MHz (10MHz) ガードバンド
- 2545MHz〜2575MHz (30MHz) Wireless City Planning (AXGP)
N-STARへの干渉を避けるため、2545MHz〜2555MHz(10MHz)は2014(平成26)年12月31日までは運用制限。
- 2575MHz〜2582MHz (7MHz) ガードバンド
- 2582MHz〜2592MHz (10MHz) 地域WiMAX
- 2592MHz〜2595MHz (3MHz) ガードバンド
- 2595MHz〜2625MHz (30MHz) UQ WiMAX UQコミュニケーションズ (モバイルWiMAX)
- 2625MHz〜2645MHz (20MHz) (WiMAX 2+) UQコミュニケーションズ (WiMAX Release 2.1)
- 2645MHz〜2655MHz (10MHz) モバHO!跡地の残り
- 2655MHz〜2660MHz (5MHz) ガードバンド
- 2660MHz〜2690MHz (30MHz) N-STAR(アップリンク)
(注)移動業務の局による2545〜2555MHzの周波数帯の使用は、2505〜2535MHzの周波数帯を使用する移動衛星業務の局に有害な混信を生じさせてはならない。
再検索