平衡
読み:へいこう
外語:balance
信号の送信に、線間レベルを用いるもの。差動ともいう。
目次
概要
特徴
伝送方法
対ノイズ
主なインターフェイス
概要
一つの信号の伝送に二本の
信号線
を用意して、その
電位差
で信号を伝える。
不平衡
(シングルエンド)とは違いグランドレベルに左右されないためノイズに強く、高速・長距離の通信が可能だが、但しコストは高い。
特徴
伝送方法
大きく、電位差を用いる方法と、
電流
の方向を用いる方法とがある。
対ノイズ
対ノイズ性能におけるノイズとは、外からのノイズには限らない。
信号線に電流が流れれば、そこには
磁場
(放射ノイズ)が発生し、そのノイズは他の信号線への外来ノイズとなる(
クロストーク
、
クロストークノイズ
)。
実際に、これによって機器が誤動作を来すことも少なくない。工場や電車など、ノイズ状況が劣悪な環境下では、少しでもこの外来ノイズの影響を受けにくくするために平衡(差動)インターフェイスがよく使われている。
主なインターフェイス
次のようなインターフェイスは平衡を利用している。
RS-449
(
RS-422
)
EIA-530
(RS-530)
ITU-T X.21
ITU-T V.35
ディファレンシャルSCSI
USB
1000BASE-CX
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