ネゴシエーション
読み:ネゴシエーション
外語:negotiation
デバイス同士や、モデムやファクシミリ同士などの接続を行なう処理。略して「ネゴ」ともいう。
概要
本来は「交渉」という意味で、二つのデバイスが通信に先立ち、その通信条件などを相互に情報を交換しながら事前に決定すること。
それ以前は、通信条件などを相互で手動で設定する必要があったが、これを全自動で行なう機構である。
特徴
方法
一般の通信回線であれば、直接、条件を記したデータを交換して実現する。
対して、電話回線のようにアナログ回線の場合で、xDSLのような特殊な方法を用いない場合は、「専用の音」を使って実現する。
例えば「ピロンピロンピロン ピー」といったような音を通信条件ごとに用意し、対応する音を聞いたとき接続先側はそれに応答することで、ネゴシエーションとする。
このための機構はITU-T V.8としてITU-T勧告になっている。また、その処理に使われる音を俗にネゴ音と呼ぶ。
実例
モデムの場合は接続直後に何秒間かの時間を用意し、その間に通信速度やキャリア周波数・周波数特性の補正情報などが決定される。
SCSIデバイスの場合は、同期転送の転送レートを決めることをいう。
再検索