アナログ回線
読み:アナログかいせん
外語:analog line

 電気通信回線のうち、アナログ信号によって情報を伝送するもの。
目次

概要
 電話回線CATVの回線など、こういったものは身近によく見られる。
 従来型の電話網は公衆電話交換網(PSTN)と呼ばれる。

特徴

物理的な回線
 アナログ回線はアナログ信号を流すための回線だが、これはあくまでもサービス品目的な呼称であり、その回線の物理的な特徴をいうのではない。
 アナログ回線は一般に銅線(メタルケーブル)を使うが、これはアナログ信号・ディジタル信号ともに伝送可能である。
 電話回線でも、同じ銅線で、従来型の電話機と、ISDNによるディジタル電話が利用できた。また後世、ADSLを代表とするxDSLで高周波のディジタル信号を流すことに成功している。

用途
 音声や映像信号などのうち、アナログ信号をそのままで伝送する場合に使われている。
 アナログ回線しかない大昔にはコンピューターの情報をモデムで音に変調して伝送することも行なわれていたが、ディジタル回線が普及した今では殆ど行なわれなくなっている。
 電話回線の場合、家を出た電話回線電柱を渡り、NTTの局内にある加入者線交換機と呼ばれる交換機に繋がっている。

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