イエデンワ
読み:イエデンワ
エイビットが開発した、
WILLCOM
の電話機。
ケータイ
は携帯するものという既成概念を打破し、家庭に据え置くデザインをしたPHS電話機。
目次
製品ラインナップ
仕様
仕様表
バリエーション
特徴
電話回線不要
電話機
機能等
まさかの大人気
製品ラインナップ
1機種あった。
WX02A (2011(平成23)年11月25日発売)
製品価格は、一括購入で2万3520円だった。
後継機は「
イエデンワ2
」である。
仕様
仕様表
液晶ディスプレイ
2.7インチ、解像度は横128ドット×縦64ドット
通信機能
PHS
赤外線通信
質量
約600g (本体のみ)
外形寸法
約200mm×約195mm×約76mm (突起部除く)
接続端子
受話器の接続端子
カードスロット
なし
連続通話時間
AC電源による駆動 (乾電池駆動時は約10時間)
連続待受時間
AC電源による駆動 (乾電池駆動時は約800時間)
接続端子は、受話器の接続端子と、ACアダプターの接続端子の
USBマイクロBコネクター
のみ。ほかは何もない。
イヤホンジャック
も無い。
乾電池は別売で、
単3形
アルカリ乾電池4本を使用する。メーカー推奨電池は "Panasonic LR6XJ" である。
ACアダプターが添付されているが、紛失時は他のmicroUSB用として市販されている汎用ACアダプターも利用できる。
バリエーション
カラーバリエーションはなく、白のみ。
特徴
電話回線不要
この電話機は、形こそ据え置き型の固定電話であるが、立派なPHSであり電波で外とつながるため、固定電話の電話回線は不要である。買ってきたその日から、家で電話が使える。
「2台目」ニーズをとことん追求した結果、こうなったらしい。
電話機
この電話機は、見た目の通り、電話を前提とした装置であり、電話以外を想定していない装置である。
可能な限り開発コストを抑えるため、世界中から固定電話機の金型を探し、ようやく見つけた金型から起こしたとされる。
ここからわかるように、デザインはそれほど重視していない。電話機としての機能性、奇抜性で一発勝負である。
機能等
デジタルカメラは無い。カメラは本来、電話の機能ではない。
液晶画面はあるが、電子メール機能は付いておらず、
ライトメール
も使用不可。イエデンワにライトメールを送っても、そのまま着信してしまう。確認はしていないが、多分
Pメール
でも無理だろう。
ワンセグチューナなどあるわけがなく、もちろんWebブラウザーもない。そもそもテレビやWebが見られるような液晶ではない。
電話帳は1000件(1件あたり3電話番号)。ここは今風に赤外線通信機能が搭載され、ケータイからの電話帳のコピーは楽々可能。
まさかの大人気
ケータイマニアだけでなく、全国120以上の自治体が約8,000ヶ所に導入したとされ、当初の想定を大幅に超える人気を獲得した。
結果、まさかの後継機「
イエデンワ2
」が登場することとなった。
再検索