zcat
読み:ズィーキャット
外語:zcat
UNIX系OSで、圧縮されたファイルを伸長するコマンド。
概要
元々は、UNIX系OSの伝統的な圧縮伸張プログラムcompressの別名の一つで、この名前でcompressを起動すると、入力ファイルを伸張した結果を標準出力に出力する動作をしていた。
PC UNIXでは、圧縮アルゴリズムのLZWで発生した特許問題によりcompressが使われなくなり、gzipがインストールされている環境では、zcatは実際には "gzip -cd" の動作をするように設定されていることが多い。
特徴
compressを使わない各OSでは、次のような実装になっていた(いずれも、確認した時点での状況)。
- SunOS 4 ‐ /usr/ucb/zcat はハードリンク
- SunOS 5 ‐ /bin/zcat に移ったが、同じくハードリンク
- OpenBSDやFreeBSD ‐ /usr/bin/zcat がハードリンク
- Turbolinux ‐ /usr/bin/zcat がシンボリックリンク
- Ubuntu ‐ /bin/zcat は "gzip -cd" を呼び出すbashスクリプト
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