widefp
読み:ワイド-エフピー
外語:widefp
かつてのJavaの予約語の一つで、メソッドやクラスを修飾する。ただし、最新の言語仕様では削除されている。
概要
浮動小数点演算に関して、動作プラットフォーム独自の拡張を使用することを許すことを宣言するものだった。
対するはstrictfpであった。
最新の言語仕様では、標準で widefp として扱われ、必要に応じて strictfp を宣言するようになっている。
特徴
浮動小数点演算は、ハードウェアなどの性能に依存するため一般に移植性に乏しい。
ハードウェアによっては、IEEE 754の倍精度よりも高精度な演算が可能となっており(例えばx87やx86シリーズ内蔵の演算器)、演算結果はIEEE 754を想定した場合と異なるものとなる。
移植性を重視せず精度を優先する場合は widefp を使い(現在は標準のまま使い)、移植性を重視し異なるプラットフォームでも同じ(ような)結果を得たい場合は、strictfpを使うことになる。
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