miniSD
読み:ミニ-エスディー
外語:miniSD

 SDメモリーカードの小型規格として登場したものの一つ。しかし普及はしなかった。
目次

概要
 2003(平成15)年にSD Card Association(SCA)によって仕様が策定された。
 従来のSDメモリーカードを、さらに40%サイズに小型化したフラッシュメモリーカードである。
 携帯電話機用としての用途が見込まれたものの、小型化が著しかった携帯電話機ではminiSDですら大きすぎ、このため更なる小型版microSDが作られた。従って、既にminiSDに対応した機器は殆どなく、microSDに移行している状況となっている。

特徴

寸法
 サイズは21.5mm×20mm×1.4mm。約1g。

規格
 SDメモリーカードの容量には、現時点で3バージョン(SD/SDHC/SDXC)が存在する。
 miniSDでも、理論上はこの全てに対応可能で、その場合は次のように呼び分けられる。
 但し、SDXCの時代で既にmicroSDに移行済みでminiSDは殆ど使われていないため、miniSDXCは実現可能ではあるが製品は存在しない。

インターフェイス
 接続ピンは基本的にSDメモリーカード互換だが、拡張用に2本のピンが追加され、11本となっている。
 機能およびインターフェイスはSDメモリーカードとほぼ互換で、カードアダプターに装着することで普通のSDメモリーカードとしても利用でき、動作電圧、転送速度も同等となっている。現在、一般に市販されているブランド物のminiSDメモリーカードであれば、SDメモリーカードへの変換アダプターが添付されていることが多い。
 またメモリーカードとしてだけでなく入出力機能を備えたカードにも対応する。
 
 

機能
 SDメモリーカードにあるライトプロテクトスイッチは付いていない。
 代わりにカードアダプター側に搭載されているので、アダプターに装着してSDメモリーカード互換で使う場合にはこれを利用することができる。

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