long
読み：ロング
外語：long

　C/C++/Javaの予約語の一つ。「サイズの大きな整数型」を示し、intと同じかそれより大きい。
目次
C/C++
予約語
　「long」そのものは、様々な修飾に用いる予約語である。
　正式にはlong intと書いて長いintを表わす。但しlongの後のintは省略可能であり、longとだけ記述した場合はlong intであるとして処理される。
長さ
　C/C++では符号付きで、概ね32ビット以上の処理系依存のサイズを持つ。
　但し、言語仕様上はビット長は保証されておらず、次のように扱われる。
　char ≦ short ≦ int ≦ long ≦ long long
　一般的な実装では、データ型モデルに応じて、次の長さとなることが多い。
サフィックス
　数値の型を表わすサフィックスは、次のものが使われる。
printf
　printfのフォーマット文字列は、標準的には%ldなどを用いる。
マクロ定数
　ANSI Cの時代より、limits.hにおいて以下の3個のマクロ定数が定義されるようになった。これを利用すると、その環境での長さを得ることができる。
LONG_MIN
long型の最小値 (例えば-2147483648)
LONG_MAX
long型の最大値 (例えば2147483647)
ULONG_MAX
unsigned long型の最大値 (例えば0xffffffff)
typedef
　ISO Cには、次のtypedefが存在する(longが64ビット長の場合のみ)。
　typedef long int int64_t;
　Windowsでは、次のtypedefが存在する。
　typedef unsigned long ULONG;
　typedef unsigned long DWORD;
Java
　Javaでは符号付き64ビット。
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