Windows Update
読み:ウィンドウズ-アップデート
外語:Windows Update
Microsoft Windows
に搭載されている、自動的に
パッチ
を適用する(
アップデート
する)機能。パッチの他に
デバイスドライバー
のインストールや一部拡張機能もインストール可能である。
目次
概要
特徴
利用方法
導入前夜
Windows Update導入後
概要
元々は
ActiveX
で実装された
Internet Explorer 5
の機能の一部である。すなわち、
Windows 98
から搭載された。
現在は
Microsoft
の他の製品にもパッチを当てることができる
Microsoft Update
も利用できる。これは、Windowsのパッチが自動で当てることができるのであれば、普通のソフトウェアも同じようにアップデートできるはずだという顧客の声があったためらしい。
Windowsのアップデートは長らくInternet Explorerを通じてパッチを当てる方法が採られてきたが、
Windows Vista
ではアップデートに関する機能は
コントロールパネル
にすべて集約されることになった。
特徴
利用方法
Internet Explorerのツールメニューから利用できる。
Windowsのスタートメニューの中にあるWindows Updateを選択すると、Internet Explorerが起動し、MicrosoftのWindows Updateのページに移動する。
コントロールパネルで自動更新の設定を有効にしていれば、WindowsはパッチがあるかどうかをWindows Updateのページから自動的に取得し、ある場合はそのすべてを
ダウンロード
する。すべてのパッチがダウンロードされてからはアップデート用の専用の
ダイアログ
が利用でき、そこから
ウィザード
形式で自動的にパッチを当てることができる。
導入前夜
かつてWindowsはやたらと
セキュリティホール
を発生させ、しかもその内容に致命的なものが多かった。そのため、ユーザーにパッチを当てさせなければいけないという事態が多発した。
しかし、Windowsを利用する多くのユーザーがパッチを当てる機会は少ない、あるいはパッチをダウンロードして当てるほどの技術がない、面倒などの理由ですぐにパッチ当てて貰えないという状態で、なかなかセキュリティホールによる被害が減らなかった。
Windows Update導入後
導入後は、時折(あるいはパッチが発表されたというニュースを聞いてから)Windows Updateのページにアクセスするだけで後は全自動でパッチが当てることができるようになり、Windowsのセキュリティ向上に多く貢献したと言われている。
後に、自動的にパッチをダウンロードする自動更新機能が用意され、いちいちWindows Updateを確認しに行く必要もなくなり、より便利になった。
そもそも、パッチの自動化ツールというものは1998(平成10)年当時としては先駆的な試みであり、評価されるものである。これを見習ってか、現在では
Linux
をはじめとする多くの
UNIX
、果ては一般ソフトウェアでも同じようなパッチ自動適用ツールが用意されるようになったのである。
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