SVGA
読み:エスヴィージーエイ
外語:SVGA: Super Video Graphics Array

 PC/AT互換機で使われたグラフィック機能「VGA」に対する上位互換機能の総称。
目次

概要
 ビデオチップメーカーは、各社各様にVGAを独自拡張し、高解像度や多色を実現させていた。そういった、VGAに対する上位(super)な機能を総じて、Super VGA、つまりSVGAと呼ぶ。
 最初の仕様では800×600の16色が作られたため、今ではこの解像度を特に指してSVGAと呼ぶ事が多い。
 その後は、1,024×768、1,280×1,024、1,600×1,200などの解像度が続々と追加され、また色数も256色や1677万色などまで対応する製品が登場した。

特徴

標準化
 この当時、主流のOSはDOS/Vだった。つまり、グラフィック機能はアプリケーションが直接ハードウェアを操作して行なうことになる。
 仕様が各社各様ではソフトウェア作成が困難であったため、SVGAの仕様を標準化する目的でVESAという団体が作られた。
 しかしMicrosoft Windowsが普及し、メーカーがデバイスドライバーさえ用意すれば済む時代になると、このような標準化もあまり重要ではなくなり、自然消滅することになる。同時に、ビデオカードの仕様等はブラックボックス化が進み、Windows以外のOS(PC UNIXなど)で用いることが難しくなっていった。

関連仕様
 SVGAに該当する仕様には、次のようなものがある。Windowsの普及により高解像度への需要は高まり、様々なものが作られている。
 参考用にVGAと、各解像度に対応するワイド画面用解像度名を併記する。
名称解像度画素数(百万)アスペクト比画素数比率ワイド画面
VGASVGAXGAXGA+SXGASXGA+UXGAQXGA
VGA6404800.311.3364%39%31%23%21%16%10%WVGA
SVGA8006000.481.33156%61%48%37%33%25%15%WSVGA
XGA10247680.791.33256%164%79%60%53%41%25%WXGA
XGA+11528641.001.33324%207%127%76%68%52%32%WXGA+
SXGA128010241.311.25427%273%167%132%89%68%42%WSXGA
SXGA+140010501.471.33479%306%187%148%112%77%47%WSXGA+
UXGA160012001.921.33625%400%244%193%146%131%61%WUXGA
QXGA204815363.151.331024%655%400%316%240%214%164%WQXGA

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