PCMCIA
読み:ピースィーエムスィーアイエイ
外語:PCMCIA: Personal Computer Memory Card International Association
米国のICメモリーカード推進団体とのこと。また、その団体で定められた規格のこと。
目次
概要
由来
バージョン
特徴
形状
名称や用途など
拡張機能
対応システム
概要
由来
元々PCカードは日本の
JEIDA
(後のJEITA)が規格化を進めていたもので、途中からPCMCIAとの合同で規格を制定することになった。
JEIDA v4.0がPCMCIA 1.0と同等の規格であり、以降は共同の規格となる。また、このバージョンが現行PCカードの基本的な規格となり、このとき「PCカード」という名称を正式名称として採用することが決まった。それ以前は「ICメモリカード」と呼ばれていた。
バージョン
PCMCIAとJEIDAの関係。
年度
バージョン
内容
1990(平成2)年
PCMCIA 1.0
JEIDA 4.0
ここから共同となる
1991(平成3)年
PCMCIA 2.0
JEIDA 4.1
メモリー以外も接続可能となる
1992(平成4)年
PCMCIA 2.01
PC Card ATA ディスク接続対応
1993(平成5)年
PCMCIA 2.1
JEIDA 4.2
CardBus
や3.3V対応など
特徴
形状
物理的には68ピンの
コネクター
を持ち、幅54.0mm、長さ85.6mmのカードである。
厚さにより三種類の規格が存在し、TypeIの3.3mm、TypeIIの5.0mm、TypeIIIの10.5mmがある。
名称や用途など
一般に「PCカード」または「PCMCIA」が、カードおよびスロットの名称として利用されることが多く、規格仕様のバージョンとしてはJEIDAの名称が使われることが多い。
携帯機用の
モデム
や
NIC
、
外部記憶装置
等に広く使われている。
拡張機能
CardBus
(バスをPCIにして高速化)
マルチファンクションカード
(多機能カード)
ZVポート
(高速ビデオI/Oカード)
対応システム
他の
バス
(
ISA
や
PCI
)と比較して汎用規格としてきちんと規格定義されているのが特徴。
オペレーティングシステム
(OS)側でも対応が容易なため、
Windows 95
でも採用されたほか、
BTRON
でも他のバスは後回しにし、このPCカードを優先して対応が進められたと言われる。これによりBTRONの1B/V3からは正式にPCカードをサポートしている。
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