Open eBook Publication Structure
読み:オープン-イーブック-パブリケーション-ストラクチャー
外語:OEBPS: Open eBook Publication Structure
かつてOpen eBook Forumによって策定された、電子出版のための電子書籍ファイルフォーマット規格。現在はEPUBに置き換わっている。
概要
もともとは1998(平成10)年にMicrosoftによって提案されたもので、賛同する会社によって標準化団体が結成され、1999(平成11)年9月16日付けで正式版「Open eBook Publication Structure 1.0」が公開された。
HTML 4.0とXHTML 1.0、およびCSS1、CSS2を用い、文書型はDTDで定義される。
文書構造や文字書式に関する規定だけでなく、パッケージ化、アクセシビリティ、拡張性なども考慮に含まれている。ただし、欧米言語以外への対応は十分ではなかったと推測される。
特徴
実例としては、Microsoft Reader用の電子本(拡張子.lit)を生成する過程において、ソースとしてOpen eBook準拠の文書が使われる。
HTML/XMLベースなので、専用のブラウザーでなくとも(普通のWebブラウザーであっても)、それなりに読みやすく表示することが可能である。
文字の符号化にはUnicodeのUTF-8またはUTF-16が用いられる。
MIMEタイプ名はapplication/oebps-package+xmlが使われている。なお、IANA登録以前は、文書に「text/x-oeb1-document」、CSSサブセットのスタイルシートに「text/x-oeb1-css」が使われていた。
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