HTML 4.0
読み:エイチティーエムエル-よんてんゼロ
外語:HTML 4.0
ハイパーテクスト
を記述する言語
HTML
のバージョン4.0のこと。
なお、このHTML 4.0は後継の
HTML 4.01
公開に伴って廃止された。
目次
特徴
仕様
装飾と構造の分離
なぜ装飾を分離するか
文書型宣言
特徴
次の三種類の
仕様
が規定されている。
正規の仕様Strict
HTML 3.2
と互換性のあるTransitional
Netscapeにより開発されたフレーム機能を使用するためのFrameset
開発コードネーム「Cougar」(クーガー)として
W3C
により開発されたもので、
Netscape Navigator
と
Internet Explorer
の独自拡張や、
HTML 3.0
〜
HTML 3.2
の規格策定において混乱したHTML規格を整理し、
SGML
の思想に基づいて作り直されたHTMLである。
仕様
追加機能などに、次のようなものがある。
ほぼ全ての要素に対してID・CLASS属性の追加
INS/DEL要素やABBR/ACRONYM要素による文書管理機構
ACCESSKEY属性による直接
キーボード
操作(障害者フレンドリー)機構
装飾を
スタイルシート
で行なうスタイルシート対応機能
装飾と構造の分離
HTML 4.0 Strictの場合、一切の装飾はスタイルシートを用いて行なうことになる。
FONT要素やCOLOR属性のような、従来のHTMLで当然のように使われていたものが全て廃止されたが、スタイルシートにより柔軟に装飾の指定を行なうことができるようになった上、必要ならその装飾を解除する事が可能になっている。
なぜ装飾を分離するか
折角の装飾を解除されるのは不愉快と感じるページ制作者もいるかもしれない。
しかし、目に障害のある読者の場合、画面は白黒などにして、文字は好きな大きさに拡大出来た方が読みやすい。逆にそうしないと読めない人も居る。
装飾解除は、そのような読者にとっては重要なものなのである。
文書型宣言
公式な
文書型宣言
(DOCTYPE宣言)は次のいずれかとなっている。
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
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