Microsoft Windows Mobile |
辞書:電算用語の基礎知識 OS編 (PNOS) |
読み:マイクロソフト-ウィンドウズ-モバイル |
外語:Microsoft Windows Mobile |
品詞:商品名 |
PDAおよび携帯電話機用オペレーティングシステム(OS)の一つ。及び、このOSを採用した機器の総称ブランド。
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概要 |
由来 |
2003(平成15)年6月23日に発表されたPDAおよび携帯電話用OS、Windows CEのブランド名の一つである。
2001(平成13)年にリリースされたWindows Powered Pocket PC 2002の後継バージョンとなる。
そして、このOSを採用したPDA(旧称Pocket PC)や電話機(旧称Smartphone)の総称ブランド名としても用いられている。
最初のバージョン |
最初のバージョンのOSブランド名は「Microsoft Windows Mobile 2003 software for Pocket PC」である。
ベースになるOSは、以前のWindows Powered Pocket PC 2002ではWindows CE 3.0だったのに対し、このWindows Mobile 2003ではWindows CE .NET 4.2となった。
最後のバージョン |
Windows Mobileとしては、Windows Mobile 6.5.5が最終版である。
Windows Mobile 6シリーズの後継はWindows Phone 7シリーズであり、Windows Phone 7シリーズのカーネルはWindows CEではあるが、Windows Mobile 6用に作られたソフトウェアは一切動作しないため、別のOSであると言える。
バージョン一覧 |
これを著している時点では次のようなバージョンあり、それぞれに2〜3のプラットフォームがある。
実際のOSとしての製品名は、5まではfor以下の名称(例えばPocket PC)、6は「○○ Edition」の部分である。
Windows Phone 8以降は、カーネルもMicrosoft Windows 8相当に変更され、CEではなくなった。
機能、特徴 |
通信機能 |
Windows Mobile 2003は以前のバージョンと比べ、Wi-Fi(IEEE 802.11シリーズ)やBluetoothの無線ネットワーク対応の強化と、接続の簡素化に重点が置かれた。電子メール機能やMicrosoft Exchangeとの同期化機能も強化された。
Windows Mobile 5.0からは各種マルチメディア機能やカメラ機能等に対応した。
なお、Windows Mobile 6のOSはCE 5.2でありCE 6.0ではないので、大きな仕様差は無い。
採用製品 |
従来のWindows CEシリーズはライバルのPalm OSと比べて大幅に劣勢だったが、Windows Mobileブランドによってユーザーを増やす計画である。対応ソフトウェアはVisual Studio .NETで開発できる。
このOSを採用した最も有名な製品は、Windows Mobile 5.0を搭載したシャープ製WILLCOM端末、W-ZERO3である。
Windows Mobile 6では、更にソフトバンクモバイルも参入し、次の3機種が発表されている。
リンク |
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