Macintosh
読み:マッキントッシュ
外語:Macintosh
1984(昭和59)年にApple Computerが開発した、高性能なマルチメディア向けパーソナルコンピューターのブランド名。
特徴
当初、Motorola 68000という低速なマイクロプロセッサーを使いながらも、シングルタスクながら初心者にも扱いやすいGUI OSを稼動させた。
それまでの、コマンドライン式の操作だったパソコンを、GUIの世界へ移行させた。
シリーズ
時代とともに、Macintoshの顔も変化を見せている。
売り上げが低迷しだしてから、カラフルボディーのiMacでセンセーショナルな新型Macをデビューさせたが、結局は色だけ。本命のPower Macに搭載されるようになったPowerPC G4 750MHzは、Pentium 4の1.3GHzよりも速いと言われた。
現在は、Intel Xeon搭載のMac Proが登場している。
沿革
- 1984(昭和59)年1月24日: (初代)Macintosh発売($2,495)
- 1986(昭和61)年1月: Macintosh Plus発売($2,599)
- 1987(昭和62)年3月: Macintosh II発売($5,498)
- 1989(平成元)年10月: Macintosh Portable発売
- 1991(平成3)年10月: Macintosh Perfoma発売
- 1991(平成3)年10月: PowerBook発表
- 1993(平成5)年10月: Macintoshの累計出荷台数、1000万台突破
- 1994(平成6)年3月: Power Mac発売(PowerPC搭載機)
- 1998(平成10)年8月29日: iMac発売
- 1999(平成11)年10月: iBook発売
- 2006(平成18)年5月16日: MacBook、MacBook Pro発売(Core Duo搭載機)
- 2006(平成18)年8月7日: Mac Pro発売(Intel Xeon搭載機)
名前
Macintoshという名の発案は「Macintoshの父」とされるJef Raskin(ジェフ・ラスキン)による。
語源はリンゴの品種名マッキントッシュ(McIntosh、和名は旭)で、Apple Computerならではと言ったところ。
ちなみに当時(今も)McIntosh Laboratoryというオーディオメーカーがあったため綴りを変えてMacintoshとしたが、それでも商標侵害となったため、McIntosh社に権利料を支払うことになったという逸話がある。
Mac OS
Macintoshを特徴付けているのは、OSであるMac OSの存在である。
いちはやくPowerPCを採用したPower Macも好評だったが、昔からOSの動作の不安定さには定評があり、一般的に、仕事を任せられるマシンとは思われていない点が惜しまれていた。
このOSの安定性はMac OS 8で大幅に改善されたとされているが、それでもなおかなりの頻度で動作に不具合が生じた。
その後はコードネームRhapsodyとして開発されていたOpenStep互換のサーバー用OS であるMac OS X Serverが開発され(特定用途に限られるものの)、OSの安定性に関してはある程度改善された。
さらにエンドユーザー向けにも、MachマイクロカーネルとFreeBSDを元に完全に中身を一新したOS Xが発表されたことで、OS問題はとりあえず改善された。
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