Macintosh
読み:マッキントッシュ
外語:Macintosh

 1984(昭和59)年にApple Computerが開発した、高性能なマルチメディア向けパーソナルコンピューターのブランド名。
目次

特徴
 当初、Motorola 68000という低速なマイクロプロセッサーを使いながらも、シングルタスクながら初心者にも扱いやすいGUI OSを稼動させた。
 それまでの、コマンドライン式の操作だったパソコンを、GUIの世界へ移行させた。

シリーズ
 
 時代とともに、Macintoshの顔も変化を見せている。
 売り上げが低迷しだしてから、カラフルボディーのiMacでセンセーショナルな新型Macをデビューさせたが、結局は色だけ。本命のPower Macに搭載されるようになったPowerPC G4 750MHzは、Pentium 4の1.3GHzよりも速いと言われた。
 現在は、Intel Xeon搭載のMac Proが登場している。

沿革

名前
 Macintoshという名の発案は「Macintoshの父」とされるJef Raskin(ジェフ・ラスキン)による。
 語源はリンゴの品種名マッキントッシュ(McIntosh、和名は旭)で、Apple Computerならではと言ったところ。
 ちなみに当時(今も)McIntosh Laboratoryというオーディオメーカーがあったため綴りを変えてMacintoshとしたが、それでも商標侵害となったため、McIntosh社に権利料を支払うことになったという逸話がある。

Mac OS
 Macintoshを特徴付けているのは、OSであるMac OSの存在である。
 いちはやくPowerPCを採用したPower Macも好評だったが、昔からOSの動作の不安定さには定評があり、一般的に、仕事を任せられるマシンとは思われていない点が惜しまれていた。
 このOSの安定性はMac OS 8で大幅に改善されたとされているが、それでもなおかなりの頻度で動作に不具合が生じた。
 その後はコードネームRhapsodyとして開発されていたOpenStep互換のサーバー用OS であるMac OS X Serverが開発され(特定用途に限られるものの)、OSの安定性に関してはある程度改善された。
 さらにエンドユーザー向けにも、MachマイクロカーネルとFreeBSDを元に完全に中身を一新したOS Xが発表されたことで、OS問題はとりあえず改善された。

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