PowerPC G4
読み:パワーピースィー-ジーフォー
外語:PowerPC G4: PowerPC Generation 4
Apple Computerによる呼称で、第四世代PowerPCのこと。
概要
32ビットRISCプロセッサーで、Apple Computer(現Apple)のPower Mac G4シリーズに搭載された。
SIMD命令セットAltiVecを搭載し、整数および単精度浮動小数点数の演算を、一回で同時に行なえるようになった。このAltiVec命令処理専用のレジスターと128ビット演算器を搭載し、1クロックあたり20個の命令を実行することが可能。
また、SMPに対応し、マルチプロセッサーでの運用が可能となった。
当初は銅配線の0.15μmプロセスルールにより製造されていたが、後にSOI技術へ移行した。
特徴
最初の7400シリーズと7450シリーズ以降ではマイクロアーキテクチャーが変更されており、これを俗にG4eまたはG4+と呼ぶこともあった。
バックサイドキャッシュがオンダイになるなど、マイクロアーキテクチャーの大幅な改良が施された版。
外部キャッシュ(3次キャッシュ)機能を削除した廉価版が7440シリーズである。
- PowerPC 7400シリーズ (第一世代)
- PowerPC 7400 ‐ 200nm
- PowerPC 7410 ‐ 180nmにシュリンク
- PowerPC 7450/7440シリーズ (第二世代、G4eまたはG4+)
- PowerPC 7450
- PowerPC 7451
- PowerPC 7455 ‐ 180nm
- PowerPC 7457 ‐ 130nm
- PowerPC 7448 ‐ 90nm、e600コア
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