MSN Messenger
読み:エムエスエン-メッセンジャー
外語:MSN Messenger

 Microsoftが1999(平成11)年7月22日から公開し、同社のプロバイダーMSNでサービスしているインスタントメッセンジャー(IM)。
目次

概要
 Microsoft Windows用と、Mac OS用がある。
 1999(平成11)年2月23日にインスタントメッセージング技術メーカーである米フラッシュコミュニケーション社を買収し、開発が開始された。

特徴

互換性競争
 当時、最大占有率を持っていたIMは、AOLのAOLインスタントメッセンジャー(AIM)だった。
 そこで、AIMと互換性を確保し、接続も可能とした。しかしAOL側がMSN Messenger公開当日からサーバーアクセスのコード変更を実施、翌日午前中には外部ユーザーからのアクセスが遮断されたことから、連日のように改修を繰り返す、激しい互換性確保/占有率争いに発展することとなった。
 ここに、反AOL陣営である米Excite、米トライバル・ボイス、米プロディジー、米Yahoo!、米AT&T、米InfoseekなどがMicrosoftに賛同し参戦、AOLの外部ユーザー締め出し政策を非難した。
 なおMicrosoftは、全てのメッセージサービスが相互運用できるよう、IETFでの公開プロトコル開発の作業部会設立にも関わっている。

機能

3.0
 バージョン3.0は、2000(平成12)年7月に公開された。
 米Net2Phone社との契約により無料で米国内の加入電話および携帯電話との音声通話ができる機能に対応した。

5.0
 バージョン5.0は、2002(平成14)年10月に公開された。次の三種類が用意されている。
 Windows XP版は、従来のNetMeetingにあったビデオチャット機能やホワイトボードの共有機能が搭載された。また、一つの会話に招待できる人数が従来の5人から15人に拡張されている。

後継
 MSN Messengerのバージョン7.5台の後継として、「Windows Live Messenger」の8.0が公開された。
 名前こそ違うが、互換性があるため、一応関連するソフトウェアであると考えられる。

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