MEIKO
読み:メイコ
外語:MEIKO

 クリプトン・フューチャー・メディアより発売された、音声合成ソフトウェアVOCALOID用ライブラリの一つ。
目次

概要
 このソフトウェアは、ヤマハの開発した音声合成エンジン「VOCALOID」を採用した製品の一つである。2004(平成16)年11月5日発売。
 
 知名度は低く、あまり売れていなかったが、初音ミクの人気でようやく知名度が高まったMEIKOであった。

特徴

モデル
 MEIKOは、日本の女性シンガーソングライター「拝郷メイコ」をモデルとした、日本語女性ボーカルソフトウェアである。
 重厚な低音部から、張りのある高音部まで対応する。元がプロシンガーなので、元が声優である初音ミクよりも歌唱力が高い。
 キャラクターデザインは不明だが、露出度の高い、胸の大きなお姉さん風の絵となっている。

適応
 後継製品である「VOCALOID2」シリーズと比較すると、どうしても音声合成エンジンが古い分、音質に難がある。どう調整しても、VOCALOID2のようなクリアな声は出せないようである。
 このためロボットボイス臭さを抜くのは難しく、ミクやリンの影に消えてゆく運命であることは疑いようがない。だが、歌唱力は間違いなく初音ミクよりもMEIKOの方が上であり、人間くさい歌い方ができる。
 ポップ、ロック、ジャズ、R&B、童謡など、様々なジャンルに応用されている。
 現在、MEIKOを実用として用いた著名な曲はロックやメタルであり、その系統の曲のボーカリストとして使うのが有効と考えられる。一方、80年代のアイドルポップスを歌わせた動画などもあり、萌える歌声にも対応できることが明らかとなった。

MEIKO

公式設定
 MEIKOという「キャラクター」については、公式設定はない。

非公式設定
 ニコニコ動画などにおける暗黙の了解(非公式設定)では、男性ボーカルKAITOと姉弟で、初音ミク鏡音リンが妹、鏡音レンが弟、ということになっている。
 このため、MEIKOは「姉さん」と呼ばれる。
 なお、一部の曲では、KAITOとMEIKOを夫婦にし、ミクを娘として設定するものもある。

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