GDI+
読み:ジーディーアイ-プラス
外語:GDI+

 Microsoft Windowsで、アプリケーションと、CRTプリンターなどの画像を扱う各種のハードウェアの仲介を目的としたレイヤー(層)の一つ。
目次

概要
 従来のGDIの後継である。
 GDIにはBMPや基本的な描画機能しかなかったが、GDI+にはJPEGPNGGIFの描画や、透明・半透明描画など多彩な機能が備わっている。

特徴

環境
 gdiplus.dllというライブラリで処理されている。
 Windows XPおよびWindows Server 2003以降で標準装備されている。
 またそれ以前(Windows 9x系、Windows NT 4.0/Windows 2000)でも、GDI+RTMというランタイムパッケージをインストールすることで利用できるほか、Internet Explorer 6のService Pack1以降や、Visual Studioなどの開発環境にも標準で含まれている。

オペレーティングシステム
 OSが直接利用するのはWindows XP以降で、フォルダー内容のプレビュー機能時に用いられている。
 またOS以外では、Microsoft Office XPあるいは同2003のデジカメスタジオでのJPEG画像表示などで利用されている。
 これら以外のアプリケーションでも数多くの製品で使われている。

バグ
 この機能は後にMS04-028というセキュリティ問題を発生させてしまった。
 具体的にはWindows XP SP2以前のGDI+(バージョン5.1.3097.0など)が危険である。

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