EMS |
辞書:電算用語の基礎知識 計算機内部固件編 (TCAPI) |
読み:イーエムエス |
外語:EMS: Expanded Memory Specification |
品詞:名詞 |
MS-DOS上で、640Kiバイト以上のメモリーを使用するための規格の一つ。
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概要 |
最終的には、1987(昭和62)年10月に作られたLIM EMS 4.0という規格が主流となり、各種EMSドライバーもこの規格に沿って作られていた。
このLIMとは、規格を制定したLotus、Intel、Microsoftの頭文字である。
特徴 |
原理 |
動作原理はBMSと大差無いが、切り替える領域を640Kiバイトの外側(コンベンショナルメモリーの外側)に確保する点が異なる。
規格上は、XMSとは違い、16ビットの8086でも使用できる。但し8086でも使えるものはハードウェアを利用したもので、EMS規格に則ったバンクメモリーである。これをハードウェアEMSという。
実際にはi386の仮想86モードを利用する仮想EMSが正統であり、元々そのために開発されたとも言われている。
制限 |
XMSに比べて、プログラム上の扱いは楽である。
但し、扱えるメモリーはi386の32ビットアドレッシングの制限から最大32Miバイトであり、またXMSより低速である。
リンク |
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