悪意のあるソフトウェアの削除ツール
読み:あくいのあるソフトウェアのさくじょツール
外語:Malicious Software Removal Tool

 MicrosoftWindows Updateを通じて配布する、マルウェア(不正プログラム)削除のためのワクチンソフトのこと。
目次

概要
 コンピューターウイルスワームの駆除ソフトはワクチンソフトのベンダーから提供することが多かったが、これをWindows Updateを通じて行なうことでセキュリティ向上を目論むものである。
 このツール自体は、既に感染したものを削除するものであり、感染を予防する機能はない。しかしこの取り組みは非常に良い効果を発揮し、これにより、Blaster、SasserMydoomAntinnyなどの悪質なマルウェアからの攻撃が大幅に減ったという。
 悪意のあるソフトウェアの削除ツールは毎月更新されるため、「20xx 年 x 月」のように更新日も併記されている。基本的には最新のものを使えばよく、古いものから順に使う必要はない。

特徴

対応するプログラムの種類

某レコード会社
 Microsoftに「悪意あるプログラム開発元」と認定された某レコード会社がある。
 SONY BMG社が2005(平成17)年に発売したCDに付け加えられた、同社が「著作権保護機能」プログラムと必死に主張したトロイの木馬スパイウェアXCP」は、当然ながらMicrosoftにより「マルウェア」とみなされた。結果「WinNT/F4IRootkit」と名付けられ、悪意のあるソフトウェアの削除ツールにより削除されるプログラムの一覧に加えられてしまった。

一覧
 駆除される対象は随時追加されるが、2013(平成25)年9月現在、駆除される対象として発表されているものは、以下の通り。

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