レーベルゲートCD
読み:レーベルゲート-スィーディー

 ソニー・ミュージックエンタテインメントのコピーコントロールCDの名。
目次

概要
 2003(平成15)年1月22日に発売された。
 しかし、消費者とアーティストの双方より猛反発を受け、現在ではレーベルゲートCDの製造、販売、サポートは行なわれていない。
 Midbar Techの開発したCDSによるコピーコントロールが施されているのは、日本の他社のコピーコントロールCDと同様である。

特徴

マルチセッション
 このディスクは、2つのセッションで構成されるマルチセッションCD-ROMである。
 セッション1はコピーコントロール機能付きの音楽CD「のような」セッションとなっている。
 セッション2にはパーソナルコンピューター用の音楽再生ソフト「MAGIQLIP」で再生できる132kbpsのATRAC3ファイルが記録されている。

セッション1
 セッション1は音楽CD(CD-DA)には準拠しておらず、既存のコピーコントロールCDと同様にCDプレイヤーによっては再生できることがある。
 但しCDより音質が悪い点や、CDプレイヤーを破壊する可能性がある点などは従来通りである。
 CDではないので、これを再生してCDプレイヤーを破壊しても、メーカー保証を受けることが出来ない。

セッション2
 このディスクの最大の特徴はセッション2である。
 パソコンにこのディスクを挿入するとSMEのサーバーに接続され、ディスクに記録された固有のIDが送信される。
 こうして何回目のコピーであるかのカウントがサーバー上で行なわれ、初回だけは無料で132kbpsのATRAC3ファイルをハードディスクにコピーさせて貰える。
 但し2回目以降は有料となり、このディスク発売時点では1曲あたり200円払えばコピーさせて貰える。但し、課金はディスク1枚単位(5曲入りのディスクなら1000円)となるので注意が必要である。

CD-DAではない
 これが正規の音楽CD(CD-DA)でないため「Compact Disc」のロゴは付いておらず、代わりに「CCCD」のマークが付いている。
 しかし問題なのは、正規の音楽CD(CD-DA)の規格レッドブックを作ったソニー自身が規格外の変なディスクを市販するようになってしまったことである。

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