バーコード
読み:バーコード
外語:bar code
電子計算機
に読み込ませる事を前提に作られたコードの一つで、太い棒と細い棒、太い隙間と細い隙間を組み合わせて数字や記号などを表現するもの。
目次
概要
特徴
方向性
種類
1次元バーコード
2次元バーコード
郵便コード
主なバーコード
NW-7(CODABAR)
CODE39
UPC/EAN/JAN
概要
バーコードの種類は多種存在する。
1978(昭和53)年に
JIS
で規定された標準規格
JAN
の他、
NW-7
、CODE39などといった様々なものが使われている。それぞれに特徴があり、用途が決まっている。
特徴
方向性
最も多く使われている、縦線が並んだ形式のものは1次元バーコードと呼ばれ、右から左、またはその逆に読むだけのもので、一方向のみにしか情報を記録できない。
多くの情報を表わすためには長いバーコードを作る必要があったため、現在は縦横双方に模様を作った2次元コード(2次元バーコード)と呼ばれるものも存在し、
QRコード
が標準となっている。
種類
1次元バーコード
現在でも比較的よく使われているもの。UPC/EAN/JAN以外はABC順
GTIN
UPC ‐ アメリカで使われていたオリジナル
UPC-A
UPC-E
EAN
‐ 商品管理用コードの国際標準。UPCを拡張したもの
EAN-8
EAN-13
JAN
‐ EAN準拠の日本仕様
ITFコード
ITF-14 ‐ 集合包装用
ITF-16 ‐ 日本向けだったが、既に使われていない
CODABAR(
NW-7
)
CODE11
CODE39 ‐ JIS X 0503
CODE93
CODE128
MSI
このほか、さまざまなマイナーなコードがある。
2次元バーコード
現在でも比較的よく使われているもの。QRコード以外はABC順。
QRコード
‐ 現在の業界標準。ISO/IEC 18004、JIS X 0510
Aztec Code ‐ ISO/IEC 24778
Beetagg
Codablock A
Codablock F
Composite
Data Matrix ‐ ISO/IEC 16022
High Capacity Color Barcode (HCCB) ‐ 色付き三角形を組み合わせたもの
TLC39
MaxiCode
MicroPDF
PDF417
郵便コード
郵便の宛先などを符号化するためのコード。UPC/EAN/JANが刷られていても混同しないように、独特のものが使われている。
Australian Post
BPO
Canada Post
Dutch Post
Infomail
Japanese Post ‐ 日本のもの。いわゆる「カスタマーバーコード」または「カスタマバーコード」
Planet
Postnet
Sweden Post
主なバーコード
NW-7(CODABAR)
NW-7
(CODABAR)は、1972(昭和47)年にモナークマーキング社が開発したもの。
数字(0〜9)、記号(−)、スタート・ストップコードとして使われるアルファベット(A〜D)が使える。
使える文字が少ない分、バーコードを短くできる。
CODE39
CODE39は、数字(0〜9)、記号($%+−/.)、空白文字、アルファベット(A〜Z)が使える。
使える文字が多いためバーコードは長くなりがちであるが、その分誤読が少なく、信頼性が高い。
工業用として比較的メジャーに使われている。コードに英字が必要な時には、このCODE39を使うのが一般的。
UPC/EAN/JAN
UPC/
EAN
/
JAN
は、数字(0〜9)のみが使える。
JANはJISで規定されたもので、EANに準拠し、8桁または13桁で固定されている。但し最終桁(8桁目まはた13桁目)は
モジュラス10
と呼ばれる計算式を用いたチェックディジットになっている。
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