DWDD
読み:ディーダブリューディーディー
外語:DWDD: Domain Wall Displacement Detection
磁壁移動検出方式。キヤノンと松下電器産業(現・パナソニック)が共同開発した光磁気記録再生方式。仕様的には日立マクセルや三洋電機のMAMMOSに近い。
概要
ディスクへの記録読み取り技術の一つで、レーザーをディスクに照射後、その温度差を用いて、記録されたマークを読み取ることができる技術。
レーザーのスポット径よりも高密度に記録されたマークでも読み取れるため、記録密度の画期的な向上が実現可能となった。
特徴
高密度ディスクには青色半導体レーザーや高いNAのピックアップレンズが使われることが多い。
DWDDとこれらを組み合わせれば更なる大容量化が可能だが、従来のレーザー波長(660nm)や機構でも充分な大容量が可能なため、低コスト大容量が実現できる。
660nmレーザーで14.9Gbpiが可能とされ、2インチ(5.08cm)径ディスクで3Gバイトの容量が実現できる。
技術的な目標は100Gバイト/12cm程度とされていて、更に青紫色レーザー採用と技術改良で200Gバイト/12cm程度になると見込まれている。
技術採用製品例にソニーのHi-MDがある。
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