パナソニック
読み:パナソニック
外語:Panasonic
日本を代表する電機および総合家電メーカーの一つ。旧、
松下電器産業
株式会社。
目次
情報
基本情報
沿革
概要
特徴
大阪本社
グループソング
三洋電機
ブランド
ブランド名の構成
サブブランド
その他のブランド名
種類
プロダクトネーム
テクノロジーネーム
カテゴリーネーム
補足
守護神
国旗を掲揚している
ドメイン名
情報
基本情報
商号: パナソニック株式会社
創業: 1918(大正7)年3月7日 (松下電気器具製作所として)
設立: 1935(昭和10)年12月15日
本社: 〒571-8501
大阪府
門真市大字門真1006番地
電話: 06-6908-1121(大代表)
資本金
: 2,587億円(2011(平成23)年3月31日現在)
発行済株数: ‐
代表者:
代表取締役
社長 大坪文雄
従業員: 366,937名(2011(平成23)年3月31日現在)
連結売上高: 8兆6927億円(2011(平成23)年3月期)
連結対象会社数: 634社(2011(平成23)年3月期)
沿革
1918(大正7)年3月7日: 松下幸之助、松下電気器具製作所として創業
1935(昭和10)年12月15日: 松下幸之助、松下電器産業株式会社を設立、関連会社を分社化
1989(平成元)年4月27日: 松下幸之助、逝去 (満94歳没)
1997(平成9)年: 社内カンパニー制度導入
2008(平成20)年10月1日: パナソニック株式会社に商号変更
2009(平成21)年12月21日: TOBにより三洋電機株式会社を買収、子会社化
2012(平成24)年1月1日: パナソニック電工を吸収合併
2012(平成24)年4月1日: 三洋電機のSANYOブランドを原則廃止、三洋系列店もパナソニックショップに転換
概要
数多くのグループ企業を持ち、またパナソニック株式会社内にも多数の社内カンパニーを持っている。
松下幸之助により設立されて以降発展を続け、かつては松下電器産業株式会社であった。この頃は、「
National
」「
Panasonic
」「
Technics
」というブランドを持っており、松下電器産業を中核とする企業グループを松下グループといい、中でも特に松下電器産業の中の社内カンパニーや関連子会社を松下電器グループと呼んでいた。
松下幸之助亡き後の2008(平成20)年10月1日、松下電器産業はブランドを「Panasonic」に統一、社名も「パナソニック」に、またグループ名も「パナソニックグループ」で統一し、「松下○○」「ナショナル○○」という社名は順次パナソニック○○に変更した。
当時の新聞報道によれば、パナソニックの会長や社長は、松下の名前を外し、松下色を一掃することが悲願だった、などと述べたとしていた。
特徴
大阪本社
本社は
大阪府
にある。守口市から門真市にかけ、大きく三つのエリアがある。正式名称は定かではないが、確認できた範囲。
西門真地区 ‐ 西三荘駅の北西 (本社、パナソニック電工、エレクトロニクスデバイス等)
南門真地区 ‐ 門真市駅の南 (AVCネットワークス社、MT映像ディスプレイ)
北門真地区 ‐ 門真市駅の北 (AVCネットワークス社の工場など)
グループソング
パナソニックグループになってから、いわゆる社歌も統一されグループソング「この夢が未来」が作られた。社歌では無くグループソングと呼ばれている。
作詞は森雪之丞、作曲は
久石譲
と贅沢極まりない逸品ながら、社外には基本的に公開していないのが勿体ない。
新入社員は毎日練習させられ、朝礼で毎日歌うほか、夕方の定時にも時報代わりに流されている。
三洋電機
三洋電機は松下幸之助の義弟で、かつて松下電器産業の専務取締役でもあった井植歳男が創立した同根企業である。
パナソニックは
充電池
や太陽電池などの電池事業に失敗しており、これに成功していた三洋電機の電池事業だけを欲し、三洋電機を買収した。
他のパナソニックと同じ事業についてはリストラ、解体、白物家電事業については支那企業ハイアールに売却した。
ブランド
ブランド名の構成
コーポレートブランド
サブブランド
製品名称「プロダクトネーム」
技術についての名称「テクノロジーネーム」
製品群などを示す「カテゴリーネーム」
コーポレートブランドは「
Panasonic
」のみである。かつては、この最上位階層に「
National
」や「
Technics
」が存在した。
サブブランド
コーポレートブランドの下に存在するのが「サブブランド」で、次の4つがある。
薄型テレビ「VIERA(ビエラ)」
BDレコーダー「DIGA(ディーガ)」
デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」
乾電池「EVOLTA(エボルタ)」
外部から見れば、この4つが特に秀でているようには全く思わないが、恐らく社内の勢力が強いのがこの4つなのであろう。
その他のブランド名
種類
サブブランド以外には、次がある。
製品名称「プロダクトネーム」
技術についての名称「テクノロジーネーム」
製品群などを示す「カテゴリーネーム」
それぞれ、全世界でグローバル展開するものと、日本国内などローカルで展開するものとで分類されている。
プロダクトネームの中にはサブブランドを含むものもあるが、それでもブロダクトネームである。例えば「スマートVIERA」や「LUMIX Phone」などが該当する。
プロダクトネーム
グローバルのプロダクトネームの例
LED照明「EVERLEDS(エバーレッズ)」
電動歯ブラシ「Doltz(ドルツ)」
男性用髭剃り「LAMDASH(ラムダッシュ)」
旧三洋電機の米パン焼き機「GOPAN(ゴパン)」
パソコン「TOUGHBOOK(タフブック)」
薄型テレビ「スマートVIERA」
スマートフォン
「LUMIX Phone」
旧三洋電機の乾電池型充電池「eneloop」
ローカルのプロダクトネームの例
日本向けカーナビ「Strada(ストラーダ)」、「Gorilla(ゴリラ)」(旧三洋電機ブランド)
パソコン「Let's note(レッツノート)」
EVOLTA(エボルタ)のような性能が悪い従来品がサブブランドなのに対して、eneloopほしさに三洋を買収した結果得たeneloopは、単なるプロダクトネームに過ぎないという。
テクノロジーネーム
グローバルのテクノロジーネームの例
家電製品「ECONAVI(エコナビ)」
空気清浄機など「nanoe(ナノイー)」
太陽電池の「HIT(ヒット)」
薄型テレビやレコーダーなど「PEAKS(ピークス)」「UniPhier(ユニフィエ)」
ローカルのテクノロジーネームの例
VIERAとデジタル機器を連動する「ビエラにリンク!」
デジタルカメラ「おまかせiA」
プラズマテレビ「FULL BLACK PANEL(フル・ブラックパネル)」
電気炊飯器「おどり炊き」(旧三洋電機の商品名)
カテゴリーネーム
グローバルのカテゴリーネームの例
理美容製品群の「Panasonic Beauty(パナソニック・ビューティ)」
旧パナソニック電工が展開していた住設製品「Panasonic Living(パナソニック・リビング)」
旧パナソニック電工「Panasonic Home Energy Solution(パナソニック・ホームエナジーソリューション)」
ローカルのカテゴリーネームの例
「Panasonicヘルスケア」
補足
守護神
パナソニックでは、松下電器の時代よりずっと、社内で守護神を祀っており、社内に神社(祠)がある。
本社の白龍大明神を中心に、青・黄・赤・黒の各龍神と下天龍王とが祀られている。
本社 ‐ 白龍大明神
エナジー社(旧松下電池工業) ‐ 青龍大明神
セミコンダクター社(旧松下電子工業) ‐ 黄龍大明神
パナソニック サイクルテック ‐ 赤龍大明神
パナソニック電工(旧松下電工) ‐ 黒龍大明神
AVCネットワークス社 (南門真) ‐ 下天大龍王
基本的には会社の守護神なので外部には無縁といえば無縁だが、入口にいる守衛に言えば参拝させてくれるとのことである。
南門真の場合、東西に走る
国道163号
線のすぐ脇、敷地の北東端にあり、4号棟と呼ばれる建物との間に「下天大龍王社」が鎮座する。
国旗を掲揚している
列車内や道路から事業所内を見ると3本のポールがあり、平日は全てに旗が掲揚されているのが分かる。
外から見て、左から順に、
国旗
、社旗、緑十字、である。
ドメイン名
松下電器産業の時代から、
JPドメイン名
は、次のものを保有していた。()内は、当時の保有社名と、現在の保有社名。
national.co.jp (松下冷機株式会社 → パナソニック フードアプライアンス株式会社)
panasonic.co.jp (松下システムソフト株式会社 → パナソニック株式会社)
matsushita.co.jp (松下通信工業株式会社 → パナソニックスカラシップ株式会社)
パナソニックになって以降、主としてpanasonic.co.jpを使用しており、matsushita.co.jpはpanasonic.co.jpに飛ばされ、national.co.jpは未使用である。
また商品情報はpanasonic.jpを使用している。panasonic.jpの保有者もパナソニック株式会社である。
国際的にはpanasonic.comも使用中。確認した範囲では、社内の電子メールアドレスはjp.panasonic.comドメインを使用しているようである。
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