CD-R |
辞書:電算用語の基礎知識 技術ディスク・物理編 (TTDISKP) |
読み:スィーディーアー |
外語:CD-R: Compact Disc Recordable |
品詞:名詞 |
一度だけ書き込めるCD。消去は出来ない。
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概要 |
通常のCDと同じポリカーボネート基材に有機色素をコーティングし、その上に金の反射膜を蒸着している。
媒体の形状や読み出し特性などはCD-ROMとほぼ同じ。
仕様は規格書オレンジブックで規定されている。
特徴 |
耐久性 |
CD-Rは100年程度の保存に耐えられると言われており、米国では公式文書の保存用メディアとして認可されている。
但し紫外線に弱いという弱点もあるので、直射日光にさらしてはならない。またCD同様、レーベル面の保護膜は薄く出来ているので、傷を付けたりしないように扱う。
但し、安価なものは長持ちしないことが多いようだ。
技術 |
由来 |
1988(昭和63)年に太陽誘電により開発され、翌年1989(平成元)年にCDの正式規格として採用され、物理フォーマットは規格書Orange Book Part IIとして規定された。
一度だけ書き込める(Write Once)なため、WORM(Write Once Read Many)媒体の一種に分類されている。
特性 |
ディスクに書き込む際は、読み出しに比べて高い出力のレーザーを照射する。
レーザーで色素層を変成させて、反射率を変化させる。
この反射率の変化の有無がCDと同じ結果を生むため、読み出しがCDと全く同じになる。但し、CD-R登場以前の高速CD-ROMドライブ等ではレーザーの波長が異なるものもあったため、CD-Rを読めないドライブも存在した。
応用 |
Photo CDなどもこのCD-Rを用いている。
またセガサターンやPlayStation等のゲーム機では、ソフトウェアのコピー防止のため、ハードウェア的にCD-Rが読めないようプロテクトを掛けており、Photo CDなどは読めないとされている。
リンク |
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