BeOS
読み:ビーオウエス
外語:BeOS

 かつて、米国Be Inc.によって開発されたオペレーティングシステム
目次

概要
 元々は「BeBOX」というPowerPCを搭載したコンピューター用のオペレーティングシステムだった。
 しかしBeBoxの売り上げが芳しくないために生産中止、代わりに同じPowerPCを搭載したMacintoshへ移植された。その後PC/AT互換機で動作するバージョンも発売され、1998(平成10)年には日本語版も発売されている。

特徴

GUIなど
 操作はごく普通のGUIである。
 文字コードUnicodeを使用しているが、標準で日本語に対応したのはBeOSバージョン4からである。但し、日本語環境は完全には整っていない。

用途
 これは、Microsoft WindowsMac OSのような何にでも対応するOSではなく、グラフィックやサウンド、ムービーといったマルチメディア系の処理を専門とするOSである。
 このため、マルチメディア系の処理は驚くほど高速である。

マルチタスク
 システムはマイクロカーネルと複数のコンポーネント(部品)で構成されているがコンポーネント(部品)の分類は非常に簡潔である。
 完全なプリエンプティブマルチタスク環境とマルチスレッド処理を提供し、マルチプロセッサー(SMP)にも対応している。

互換OS
 Be Inc.は既になく、BeOSも既に開発が終了しているが、BeOSは今でも人気がある。
 現在、オープンソースで、BeOS互換のOS、Haikuの開発が進められている。

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