Advanced Systems Format
読み:アドバンスト-システムス-フォーマット
外語:Advanced Systems Format
Microsoft
が開発した、ストリーミング配信に対応した
コンテナーフォーマット
。同社の
AVI
の後継となる。
目次
ファイル属性
概要
特徴
利用方法
格納できる内容
対応コーデック
拡張子
メタファイル
ファイル属性
種類:
コンテナーフォーマット
拡張子
: .asf、.wmv、.wma など
MIMEタイプ名
:
audio/x-ms-wma
(音声のみの場合)、
video/x-ms-wmv
(映像を含む場合)
UTI
: com.microsoft.advanced-systems-format
マジックナンバー
: \x30\x26\xb2\x75
開発者:
Microsoft
概要
元々は、マルチメディア情報をストリーミング配信するための規格や、その時に使われるコンテナーフォーマットとして、Advanced
Streaming
Format として登場した。ローカルでの再生にも対応し、ファイル名の拡張子は.asfである。
ASFファイル中には映像や音声のほか、テクスト文書、MIDIシーケンス情報などを含めることができる。またRealAudioのように、使用するネットワーク品質に応じたクオリティのストリーミングが可能である。
後に、ローカルでも使われることに配慮してか、Advanced
Systems
Formatに改称した。
特徴
利用方法
再生には主にWindows Media Playerが使われる。
Microsoftが米国で特許を取得している技術であり、仕様は公開されているが、利用には制限があるもようである。
格納できる内容
コーデックは一例。詳細は後述。
静止画
動画 (
MS-MPEG4
、
MPEG-4
、
Windows Media Video
(7、8、9)、VC-1)
音声 (PCM、
G.726
、
mp3
、
AMR
、
Windows Media Audio
)
対応コーデック
どのようなものでも理論的には格納できるが、フォーマットタグとする番号が必要なため、おそらくMicrosoftに登録する必要があるだろう。
仕様書からは古いものは省かれているが、現在の仕様書にあるコーデックと、それ以外での既知のものは次の通り。併記する
FourCC
は、全部大文字か全部小文字で同義である。
ビデオコーデック
Microsoft MPEG-4 version 1 (FourCC: 'MPG4')
Microsoft MPEG-4 version 2 (FourCC: 'MP42')
Microsoft MPEG-4 version 3 (FourCC: 'MP43')
Microsoft ISO MPEG-4 version 1 (FourCC: 'MP4S')
Microsoft ISO MPEG-4 version 1.1 (FourCC: 'M4S2')
Windows Media Video 7 (FourCC: 'WMV1')
Windows Media Video 8 (FourCC: 'WMV2')
Windows Media Video 9 (FourCC: 'WMV3')
Windows Media Video 9 Advanced Profile (FourCC: 'WMVA')
VC-1 (FourCC: 'WVC1')
音声コーデック
0x0161
Windows Media Audio
(7、8、9)
0x0162 Windows Media Audio 9 Professional
0x0163 Windows Media Audio 9 Lossless
0x7a21 GSM-AMR (固定ビットレート、SID無し)
0x7a22 GSM-AMR (
可変ビットレート
、SIDあり)
AMRは、
NTTドコモ
の
iモーション
で使われている。
拡張子
.asf ‐ 初期にあった、MS-MPEG4などWindows Media以外のコーデックを使用したファイル
.wmv ‐ Windows Media Videoコーデックを使用した動画ファイル
.wma ‐ Windows Media Audioコーデックを使用した
音声ファイル
で、動画を含まないもの
メタファイル
関連するメタファイルとして、各々拡張子の3文字目がxになったファイルがある。
.asx
.wvx
.wax
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