ATI Technologies |
辞書:電算用語の基礎知識 技術機器製造団体編 (TYORGM) |
読み:エイティーアイ-テクノロジース |
外語:ATI Technologies Inc. |
品詞:会社名 |
元、カナダのグラフィック処理用LSI製造メーカー。
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概要 |
パソコン分野ではRadeonシリーズで有名だった。
任天堂ゲームキューブ用のグラフィックプロセッサーFlipperの設計元としても知られる。このLSIは、元々はベンチャーだったArtXが開発していたが、後にATI Technologiesに買収され、開発チームがそのままATI Technologiesに組み込まれた。
その他、MicrosoftのXbox360用グラフィックチップ設計元でもある。
買収、合併 |
2006(平成18)年7月24日、CPUメーカーであるAMDに買収される旨、正式に発表された。買収金額は約54億ドルで、現金で42億ドル、残りを株式5,700万株で支払う。
買収目的 |
現在、パソコン向けチップセットにはグラフィック機能の統合が行なわれている。
ゆえに、プロセッサー本体だけではなく、グラフィックの機能も、システム全体として見たときの製品価値に影響するようになってきた。
パソコンマニアは別途グラフィックカードを購入するだろうが、ライトユーザーはそうではないので、オンボードのグラフィック機能は、価格面での競争力にも影響するのである。
こうしてAMDはATIを買収し、チップセットの技術を入手した。いずれは、Intelのそれに対抗するような製品を投入してくるものと見られる。
ブランド名 |
買収に伴い、ATIはAMDの一部門となるが、ブランド名や社名について今後どうなるかは、合併発表時点では述べられていない。
企業規模 |
ATIとAMD合併後、売り上げ高規模は約73億ドル、授業員は1万5000人となる。
本社はAMD本社である米国カリフォルニア州サニーベールとなる。
リンク |
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