メンバー関数 |
辞書:電算用語の基礎知識 プログラミング仕様編 (PTPROGS) |
読み:メンバーかんすう |
外語:member function |
品詞:名詞 |
構造体およびクラスに含まれる関数またはメソッドのこと。プログラミング言語によってはメンバーメソッドという。音引きを略して「メンバ関数」「メンバメソッド」とも。
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概要 |
C++やJava、Objective-Cといった、クラスを機能に持つ言語に存在する。
メンバー関数は、その所属するクラスに関連する動作をさせるのが一般的である。
特徴 |
コンストラクター |
C++やJavaでは、クラスがインスタンス化されたときに呼び出される関数「コンストラクター」があり、またC++では解放される時に呼び出される関数「デストラクター」がある。Javaにデストラクターはないが、ガベージコレクション時に呼び出されるfinalize()というメソッド(ファイナライザー)が近い働きをする。
Objective-Cには、この機能がない。
純粋仮想関数 |
C++には、実装を持たず、必ず派生クラスでオーバーライドしなければならない関数「純粋仮想関数」というものがある。
純粋仮想関数を一つでも持っているクラスは、インスタンス化できない。
継承 |
単一継承/多重継承の差はあれ、C++/Java/Objective-Cなどは、いずれもクラスの継承機能を持つ。
クラスを継承すると、基底クラスにあったメンバー関数やメンバー変数が継承される。
共用体 |
C++は、共用体もメンバー関数を持つことができる。
リンク |
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