ビデオキャプチャー
読み:ビデオキャプチャー
外語:video capture
映像(ビデオ)を、電子計算機に取り込むこと。
概要
この場合、DVDなどから取り込む(これをリッピングするという)のではなく、テレビジョン放送のように延々と流れ続ける映像を録画するように捕らえる(これをキャプチャーという)ことを表わす。
通常は、映像を入力するために拡張カードとして「ビデオキャプチャーカード」などを使用し、これによりキャプチャーされた映像はディジタル情報として保存される。
特徴
データ量
ビデオ情報のストリームは非常に大きなビットレートを必要とするため、これをリアルタイムに記録するにはある程度高速なCPUとバス、そして高速なハードディスクドライブ等が必要となる。
ディスクドライブは、高速化のために可能な限り高速なインターフェイスを使うことが望ましく、古くはSCSIなどが使われた。近年ではシリアルATAが使われる。
また、場合によってはRAIDを構成することでの高速化も有効である。
圧縮
ビデオデータ記録時に映像データを圧縮することも多い。画像品質が低下するが、ビットレートを下げる効果がある。
CPUが低速な場合は専用ハードウェアで圧縮する必要があるが、CPUが十分に高速な場合はソフトウェア圧縮でも実用的に動作する。データの圧縮は記録速度だけでなく記録容量の問題も回避することができ、速度的には十分な場合でも圧縮を利用する場合がある。
圧縮法
現在では様々な技術が開発され、使われている。
近年の主流はMPEG-4であり、DivXやXvidといったものは、この技術である。
また昔は、Cinepak、Motion JPEG、MPEG-2、DVなどが使われた。
必要な品質や速度、記録容量などのバランスで選択する。
記録法
圧縮と共に重要なのが記録方法である。
編集目的でのキャプチャーではコマ単位に記録されるAVI形式などで取りこむのが普通で、フレーム間圧縮を行なうMPEG形式で取りこむのは再生のみの利用が前提である場合が多い。
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