Xvid
読み:エックス-ヴィーアイディー
外語:Xvid
オープンソースで開発されている、ビデオコーデック。GPLで配布されているフリーソフトウェアである。
概要
MPEG-4のASP(Advanced Simple Profile)に準拠している。
このコーデックはもともと、DivXNetworks社(後のDivX, Inc.)がOpenDivXを開発したことに始まる。これを商用化するという社の方針転換に対し、反発した開発者の一部がXvidの開発を開始した。これに伴いOpenDivX開発者はXvidに流出、OpenDivXプロジェクトは崩壊した。
名称は、当初はDivXを逆にしたXviDだったが、後にXvidになった。なお、読み方は不明。
特徴
頒布
公式サイトは、ソースリストしか提供していない。
Windows用のバイナリについては配布サイトの閉鎖が相次いでいたり、セキュリティ上問題のあるサイトだったりする。
エンコードなどでCODECが必要な場合は、Codec Guideから提供されているK-Lite Mega Codec Packが便利である。
特許
MPEG-4には多数の特許があるが、フリーソフトウェアであるXvidは、もちろん特許のライセンスを得ていない。
アメリカにおいては、ソースリストのみの配布という形でライセンスの問題を回避している。
日本の場合は、特許法 第六十八条により、業として利用しない限りは合法である。つまり私的利用は特許侵害にあたらず問題にならない。
盗用
かつて、米Sigma Designs社のフリーMPEG-4 CODECであるREALmagic MPEG-4(RMP4)にソースが盗用されたことがある。
この問題は、RMP4 v1.1のソースコードをGPLで公開するということで和解した。
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