ハードディスク計算 |
辞書:電算用語の基礎知識 計算機スラング編 (TZYOGO) |
読み:ハードディスクけいさん |
外語:hard disk culculation |
品詞:名詞 |
ハードディスクドライブの容量表記の際、1Kバイト=1000バイトとして計算し、実際の容量をごまかす(水増しする)こと。さばよみ容量。
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概要 |
コンピューターは2進数であるので1Kバイト=1024バイトであるが、ハードディスクメーカーは「国際単位系に準拠」し、これを10進数表記している。一部では、これは「さばよみ」だとしている。
そのため、実際には140Gバイトしかないのに150Gバイトとして売っているのは詐欺であると、アメリカではコンピューターユーザーが大手パソコンメーカー数社を相手取って集団訴訟を起こしたこともあり、近年でも変わらず同様の訴訟をハードディスクメーカーに対して起こしたりしている。
問題の解決 |
少なくとも、ハードディスクメーカーは国際的な単位系に準拠しているため、仮に半分さばよみ目的であったとしても、文句を言われる筋合いは本来はないはずであった。
一方、パソコン界では、なおも1K=1024であるとして譲っていない。これは国際単位系から外れる邪悪なものであるのみならず、国際単位系を故意に改変して使用していることになり、問題が大きい。
そこで、国際電気標準会議(IEC)が新規にバイナリ接頭語を策定した。
KB、MB、GB、TBなどに換え、KiB、MiB、GiB、TiBなどを用いるものである。
リンク |
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