スーパーユーザー
読み:スーパーユーザー
外語:superuser
特権を持つユーザーのこと。
概要
システム的に最も偉く、何の制限も受けずに全ての機能を利用できる。つまり、ひとたび運用を誤れば、システムを破壊することも可能である。
非常に古い、シングルユーザー用のオペレーティングシステム(OS)、例えばMS-DOSであれば、何もしなくてもユーザーはスーパーユーザーである。
近代的なOSではユーザーにより与える権限の差をつけることで、一般ユーザーとスーパーユーザーを区別している。
特徴
UNIX系のOSではroot、Microsoft WindowsではAdministratorが相当する。
スーパーユーザーとしてシステム管理などをする職を、アドミニストレーターという。
UNIX
実際のシステム管理者であっても、普段使う時は通常のユーザーを別途作って、通常ユーザー権限でOSを使用する。必要に応じてsuコマンドでスーパーユーザーになる。
UNIXはマルチユーザーの色彩の濃いOSであり、全てのファイルやディレクトリに、持ち主の名前とグループ名が付けられている。このため、普段は一般ユーザーでいたほうが何かと便利ということもある。
Windows
Windowsは、元々はシングルユーザー用のOSであるMS-DOSからの流れがあり、ユーザーの概念は希薄である。
Windows NT以降であれば、一般ユーザーとAdministratorが分離されてはいるが、利用者はその自分のアカウントに対してシステムアドミニストレーター権限を与えて使うことも多くある。
パソコンやOSの設定変更のためにログインしなおすという面倒が無いが、ウイルスやトロイの木馬で簡単にシステムが破壊されてしまうという問題が、当然にして発生する。
再検索