Slot (AMD) |
辞書:科学用語の基礎知識 中央演算処理装置用語x86編 (IYCP86) |
読み:スロット |
外語:Slot |
品詞:固有名詞 |
IntelのSlotに対抗する形で、AMDなどにより提唱されたパッケージ仕様の名称。AMD Athlon(コードネームK7)からSlot Aの採用が開始された。
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概要 |
ソケットの部品としてはIntelのSlotと全く同じものであるが、バスの仕様がIntelのものとは全く互換性が無い。誤挿し防止のために左右逆にして使われている。
Alphaプロセッサーが採用したEV6バスが採用された。バスクロックは200MHzである。
特徴 |
種類 |
Slot A |
Slot AはIntelのSlot 1と同じ部品を左右逆に用いているが、これは部品の量産効果での低コスト化が狙われていたためである。但しIntelのSlot 1は特許の塊であり互換品を作ることは不可能だったため、仕様自体は独自となった。
IntelのSlot 1よりも高速で、Slot 2より安価であることが特徴とされたが、肝心のAlpha開発元であるDECは、あろうことか半導体部門をAMDの宿敵Intelに売却してしまい、DEC自体もCompaqに買収されてしまった。
また、プロセッサーには対応したチップセットが別途必要になるが、これもIntelやIntel互換品に独占されているため独自開発が必要になるものの、当時AMDが独自開発したチップセットは性能が非常に悪く、チップの真価を発揮するためには当時のVIAのチップセットが必要だった。
Slot B |
米マサチューセッツのAPI(Alpha Processor Inc.)社により、Alpha用のSlot Bインターフェイスが開発された。
コネクターの部品としてはIntelのSlot 2と同じだが、Slot Aと同様にEV6バスを使用する。このスロットに対応するマイクロプロセッサーにはAlpha 21264などがある。
リンク |
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