STS
読み:エスティーエス
外語:STS: Serological Tests for Syphilis

 梅毒血清反応検査の一つで、脂質抗原(カルジオライピン・レシチン)を用いる方法。
目次

概要
 検体検査においては、免疫学的検査のうち「D012 感染症免疫学的検査」に分類されている。検査料は令和4年 医科診療報酬でそれぞれ次の通りである。
 これに、「D026 検体検査判断料」免疫学的検査判断料144点が加算される。

特徴

検査目的
 梅毒感染症の判断に用いられる。
 カルジオリピン抗原に対する抗体を検出する。この結果は、梅毒感染初期に陽性化し治療後は陰性化する場合が多いため、症状をよく反映する。
 梅毒以外の疾患でも燐脂質への抗体が産生されるため、生物学的偽陽性反応(BFP)も多くある。

正常値
 基準値は、陰性(1倍未満)である。

異常時
 STSが陽性となる疾患として、次のようなものがある。

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