半定量検査
読み:はんていりょう-けんさ
検体検査で、目的の物質の量について、正確な測定でなく、およその程度を調べること。
概要
量は調べるが、正確な量(mgやmlなどの単位)ではなく、およその量で表わす。
+/++/+++ や、希釈倍率などで表わされる。
特徴
一般的な抗核抗体の半定量検査は、血清を倍々で希釈し、何倍希釈したところまで陽性になるか、という方法を調べる。幾ら薄めても陽性になるということは、それだけ抗体の量が多いということになる。
従って、単位は「倍」である。
例えば抗核抗体の半定量検査の場合は40倍未満を陰性とするため、まず40倍で確認し、陽性になる場合は倍々で薄めて確認する。
つまり、40X、80X、160X、320X、640X、1280X、2560X、…のように検査されるのが一般的である。例えば、1280倍に薄めて陽性で2560倍に薄めてようやく陰性になった場合、結果は「1280倍以上」と表記される。
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