SH-Mobile3A
読み:エスエイチモバイル-スリー
外語:SH-Mobile3A
ルネサスの開発した組み込み用32ビット
RISC
マイクロプロセッサー、
SH-Mobile
シリーズの一つ。
2005(平成17)年4月よりサンプル出荷を開始した。
目次
概要
製品概要
製品概要
特徴
性能
画像圧縮展開
画像処理
採用例
概要
製品概要
グループ名: SH73380
型名: R8A73380BG
動作周波数: 216MHz
パッケージ: 409ピン
CSP
価格: 5,000円(税別)(1万個ロット時)
製品概要
CPUコア:
SH4AL-DSP
電源電圧
内部: 1.1〜1.3V
外部: 2.5〜
3.3V
または 1.65〜1.95V
最大動作周波数: 216MHz
最大処理性能: 389MIPS(216MHz動作時)
内蔵RAM: 128Kiバイト
メモリー
キャッシュ
容量: 分離型、32Kiバイト命令/32Kiバイトデータ
方式: 4ウェイセットアソシアティブ方式
X/Yメモリー(DSP用): 16Kiバイト
内蔵周辺機能
500万画素カメラ対応機能
VPU4 (
H.264
、MPEG-4フル・ハードウェア・アクセラレータ)
JPEGハードウェア・アクセラレータ
2D/3Dグラフィックスエンジン
DMAC
×6チャンネル
MMU
ビデオ出力ユニット (NTSC/PAL)
TFTカラー液晶対応LCDコントローラー
USBファンクション (
USB 2.0
フルスピード対応)
インターフェイス
専用インターフェイス (ベースバンド LSI接続等)
TS(Transport Stream)インターフェイス
NAND/AND型フラッシュメモリーインターフェイス
ビデオI/O(カメラモジュール直結インターフェイス)
I
2
Cインターフェイス
クロック同期
シリアルインターフェイス
×1チャンネル
FIFO付シリアルインターフェイス ×2チャンネル
調歩同期式シリアルインターフェイス ×4チャンネル
サウンドインターフェイスユニット ×2チャンネル
キースキャンインターフェイス
パッケージ
409ピン
CSP
(12mm×12mm、0.5mmピンピッチ、厚さ1.4mm)
特徴
性能
SH-Mobile3
の後継製品である。CPUコアがSH4AL-DSPであること、動作クロックが216MHzで389MIPSの処理性能であることは同様だが、周辺機器の改良が加えられた。
例えば、SH-Mobile3ではPowerVRだったグラフィックエンジンが、VPU4に変更されている。
画像圧縮展開
日本の
ワンセグ
である
ISDB-T
に対応するため、
ITU-T H.264
と
MPEG-4
を処理する動画像処理機能VPU4(Video Processing Unit 4)を搭載した。VPU4はVGAサイズの動画像を30fpsでデコードする性能を持っている。
またVPU4はこれ以外に、海外で使われているDVB-H、DMBなどの方式にも対応可能とされている。
加えてMPEG4に対応し、ビデオメール、TV電話、動画再生などを実現する。
画像処理
500万画素クラスのカメラモジュールと直結可能なインターフェイスを搭載し、画像処理を行なうことができるため、カメラ付き携帯電話などに有用である。
また、ビデオ出力ユニットを搭載しているため、携帯電話をテレビに接続し、写した画像をテレビに映すことも可能である。
JPEG処理のハードウェア・アクセラレータを搭載しており、静止画像の連写に対応する。
採用例
このプロセッサーを採用した製品として、よく知られるものに次のようなものがある。
WX310K
(
京セラ
製
PHS
端末)
WX320K
(京セラ製PHS端末)
再検索