Qi
読み:チー
外語:Qi

 Wireless Power Consortium(WPC)により策定された、ワイアレス給電の標準。
目次

概要
 無接点で、充電器に置いておくだけで充電できるものは以前からあった。コードレス電話機の子機や、充電式シェーバーなどで採用される例が多かったようだが、コストダウンのためか、近年の製品ではほぼ絶滅した。
 Qiは、その標準規格として今さら作られたものの一つである。Qiの漢字表記は「気」であり、気功の「気」を意味するとしている。

特徴

バージョン

出力
 当初仕様は、最大5WのVolume I Low Powerのみが規定されている。

状況
 日本国内では、日立マクセルの「ワイヤレス送電パッド」とiPhone 4専用充電スリーブが、初のQi規格準拠製品となる。
 またパナソニックも、Charge Padを製品化、2011(平成23)年6月24日に発売した。
 携帯電話機やスマートフォンなどでも今後のトレンドとなる機能で、NTTドコモも「おくだけ充電」というサービス名で採用、富士通、シャープ、NECカシオ等のスマートフォンやiモードケータイで順次対応した。海外向け端末でも、今後機種が増える見込みである。
 2012(平成24)年末には、スマートフォンのmicroUSBポートに接続する台湾製のアダプターも登場した。

Volume-I製品

傾向
 Volume-I Qi対応の製品の傾向は次の通り。
 携帯可能なモバイルバッテリーで、かつQiでスマートフォンに充電することができる製品も、希少ではあるが存在する。

充電器
 Amazon.co.jpなどで購入できる、Qi対応で、かつ様々な機種に使える主な充電器は次の通り(順不同)。
 このほかにも大小様々な物が市販されている。

モバイルバッテリー
 Amazon.co.jpなどで購入できるQiで充電できるモバイルバッテリー製品は次の通り(順不同)。

その他

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