MCHC
読み:エムスィーエイチスィー
外語:MCHC

 赤血球恒数の一つで、平均赤血球血色素濃度。血液検査の検査項目である。
目次

概要
 赤血球の容積あたりの血色素量の比である。

特徴

正常値
 正常値の範囲は、検査機関や年齢性別等により様々なものが使われている。
 以下、概ねの参考値の例
 以上から、概ね「31〜35%」の間に収まれば正常であると言える。

計算法
 計算式は次の通りである。
 血色素量(g/dl)×100 ÷ ヘマトクリット値(%)
 例えば、血色素量が15、ヘマトクリット値が45%であった場合、次のように求められる。
 15×100 / 40
 約33.3%
 正常の範囲内であることが求められた。

高値の場合
 高値ということは、ヘモグロビン濃度が高いことを意味する。
 次のような場合に高値になりやすい。
 多血症かどうかは、赤血球数血色素量ヘマトクリット値(赤血球容積比)などから判断できる。

低値の場合
 低値ということは、基本的には貧血状態であることを意味しており、その多くは鉄欠乏性貧血などである。
 ヘモグロビンの量が減少しており、全身への酸素運搬が不足することで息切れ、目まいなどの貧血症状を起こしやすい。

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